Web運営

ホームページを制作・運用する場合、どのようなことに配慮したらよいのか、ホームページ制作サイドから助言します。また、運営していく上で、必要な技術、押さえておくべき知識も解説します。

お問い合わせフォームから営業メール送信は合法か

お問い合わせフォームから営業メール送信は合法か

「特定電子メール法」は予め、同意していない者に、営業メールを送信することを禁じている。ただし、ホームぺージやブログ上でメールアドレスを公開している場合は例外。よって、お問い合わせフォームからの営業メール送信は違法性が高い。さらに、業者がお問い合わせフォームから営業メールを送信するのを拒絶する仕掛けを付けることができる。

お問い合わせフォームを悪用した営業を阻止する方法

お問い合わせフォームを悪用した営業を阻止する方法

お問い合わせフォームを利用して営業するのは、本来のお問い合わせフォームの趣旨を無視した迷惑行為であり、お問い合わせスパムと言える。対策としては、ステップ1、お問い合わせページが検索エンジンに登録されないようにする。ステップ2、お問い合わせフォームを目的外に使われるのは迷惑であるとはっきりと伝える。など段階を踏もう。

メールを暗号化していますか 2

メール、暗号化していますか 2

2016年830万円を騙し取られた嬬恋村の事件では、犯人が事前に被害者たちのメールのやり取りを盗み読みし、メールの相手先に完璧になりすましたために引き起こされた。メールが平文で送られ続ける限り、今後も、メールを盗み見し、完璧になりすます者が似たような事件を引き起こすだろう。すべてのメールを暗号化すべきである。

メールを暗号化していますか

メールを暗号化していないと、第三者にメールを摂取され、盗み見られる危険がある。もし、メールの相手が機密情報を扱う組織や部署に所属している場合、標的型攻撃メールに利用されることもある。プロバイダーのメールはやめ、暗号化に対応しているホスティングサービスにメールボックスを開設して、独自ドメインのメールアドレスを利用しよう。

フォームメールでもっと応募数を増やそう

フォームメールでもっと応募数を増やそう

ホームページ上で何らかの募集をするときは、フォームメールを使おう。フォームメールは必要な情報をユーザーが入力するフォーム部分と、入力された情報をメール形式に整形して送信するプログラム部分から構成される。ユーザーがすぐ応募できるので、応募者数の増加が見込める。また書き漏れがなく、運営者にとっても作業効率が上がる。

学術論文にふさわしいクリエイティブ コモンズ

学術論文にふさわしいクリエイティブ コモンズ

クリエイティブ コモンズ ライセンス(CCライセンス)とは、著作者が自分の著作物の公開に際して、一定の利用ルールを明示し、そのルールに従えば、作品を許可なく自由に使ってもよい というライセンス。著作物が流通しやすくなるため、学術論文など、著作財産権よりも内容を認めてもらうことが重要な著作物にはふさわしいライセンス。

学会の著作権の扱いを考える際に参照すべきリンク

学会の著作権の扱いを考える際に参照すべきリンク

学会の著作権の扱いを考える際、まず、著作権法を読み、理解しなければならない。さらに学術雑誌が紙媒体から電子媒体にシフトしている現状から、電子投稿にふさわしい投稿規定が必要だ。また、学術論文は著作権に固執するよりも、広く普及させることのほうが学問の進展に寄与するという性格上、オープンアクセスを目指したしくみが求められる。

学会ホームページ運営者から見たPDF依存の弊害

学会ホームページ運営者から見たPDF依存の弊害

学会のホームページでは、PDF が多用されがちだが、PDF はスマホやタブレット型端末では扱いにくく、ホームページの利便性を損ねる。また、サイト内検索では全文検索できないため、検索システムを改修する必要がある。何でもかんでも PDF にするのではなく、連絡ページは HTML にし、PDF への依存を減らそう。

常時SSLで「保護されていない通信」を解消しよう

常時SSLは、ホームページ上のすべてのページでの通信を暗号化する技術で、これにより、そのホームページユーザーを中間者攻撃から守る。学会ではホームページとしてレンタルサーバーがよく使われるため、そのホスティング会社が販売するSSL証明書から選ぶことになる。もし無料SSLがラインナップされていれば、有力な候補となる。

スマホ対応で、学会のホームページをもっと便利に

近年、スマホ保有率は向上し、今やスマホを持つ人は多数派だ。学会のホームページもスマホ対応にすれば、学会員はどこにいても、スキマ時間にさまざまなお知らせをチェックしたり、各種申込みを行ったりできるようになる。スマホ対応するために、レスポンシブウエブデザインという新しい技術を使うと、効率的に学会のホームページが作れる。