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ノートパソコンのバッテリーを消耗させていませんか
外出先で他人の電気を使うってどうなの?
外出先でノートパソコンを使う際、AC アダプターをコンセントに差し込んで使っているという光景をよく目にします。
しかしそもそも、ノートパソコンはどこにでも持ち運んで使えるよう、バッテリーを搭載しています。にもかかわらずに、外出先で、当たり前のように他人の電気を使わせてもらうのは、よく考えるとなんだかヘンです。しかも、バッテリーが本来の機能を果たせないのは、使い方が悪いせいだとなると、やはりノートパソコンの使い方を見直す必要が出てきます。
ノートパソコンのバッテリーを消耗させる使い方
ノートパソコンのバッテリーを消耗させる使い方には、3パターンあります。
- 電源に接続したまま、ノートパソコンを使う。
- 100% フル充電する。
- バッテリーを高温状態にする。
ダメ1. 電源に接続したまま、ノートパソコンを使う
バッテリー残量のあるなしに関わらず、最初から AC アダプタで電源に接続して使っているという人もいます。あるいは、ノートパソコンはスペースを取らないため、デスクトップの代わりに買った。だから、デスクトップ同様に、電源接続で使うという人も多いようです。
しかし、電源に接続したまま使うということは、まさに充電しながら使うことで、これがバッテリー消耗の原因になります。
使うときはバッテリー駆動で、充電するときは 電源接続でパソコンは使わない -- というのを習慣化しましょう。
ダメ2. 100% フル充電する
0% になるまで使い切り、その後、100% になるまでフル充電すべきといわれることがありますが、これはニッケル水素電池の場合。最近のノートパソコンでは、ニッケル水素電池よりもエネルギー効率のよいリチウムイオン電池が使われることが多く、その場合、0% - 100% 充電説は当てはまりません。
リチウムイオン電池の場合、0% で放置するとバッテリーを消耗します。同様に、100% 充電した状態もバッテリーを消耗すると考えられています。
カナダのカデックス・エレクトロニクスがネット上で展開するバッテリー大学は、温度や充電のしかたで、どれほどバッテリーが消耗するか、以下のように見積もっています。
Temperature | 40% charge | 100% charge |
---|---|---|
0°C | 98% (after 1 year) | 94% (after 1 year) |
25°C | 96% (after 1 year) | 80% (after 1 year) |
40°C | 85% (after 1 year) | 65% (after 1 year) |
60°C | 75% (after 1 year) | 60%(after 3 months) |
Battery UniversityBU-808: How to Prolong Lithium-based Batteries
ダメ3. バッテリーを高温状態にする
たいていの AO 機器のマニュアルの最初のページにあるように、高温は大敵です。
クルマのダッシュボードの上において充電するとか、風呂場で使うのもやめた方がいいでしょう。
バッテリー残量 30% ~ 80% でバッテリー駆動で使おう
スマホの場合は、バッテリー残量 30%~80% の間で使うべきだと言われています。これをノートパソコンを使う場合の目安にしたらどうでしょうか?
バッテリー寿命を長持ちさせる方法:lifehacker「バッテリーは空にしてから充電した方が長持ちする」はウソ、は本当なのか?コミュニティでの疑問から考える
バッテリー残量が 30% を切ったからといって、作業を中断する必要はありませんが、0% 近くなる前に作業をやめ、充電すればいいでしょう。
充電中はパソコンを使わず、80% くらいになったら充電をやめましょう。
まとめ
本来、ノートパソコンはどこにでも持ち運んで使えるように、バッテリーを搭載しています。それなのに、使い方が悪いばっかりに、バッテリーを消耗させてしまい、外出先で人の電気を使わせてもらいながら、パソコンを作動させるというのは、本末転倒です。バッテリーを消耗しないようにノートパソコンを使うには、次の3点に気を付けましょう。
- パソコンを使うときは、バッテリー駆動で使う。
- バッテリーを高温の状態にしない。
- パソコンは、バッテリー残量が 30% ~ 80% で使い、フル充電しない。