ホームページ上の一覧表をエクセルにコピーする方法

ホームページを閲覧中に、表のデータが必要になったことはありませんか。実験データを自分のパソコンに取り込んで分析するとか、価格表をコピーして比較検討するとか。
ここでは、著作権法で認められている私的利用の範囲で、ホームページ上の表を再利用するという前提でお話しします。
ホームページを制作するのに使う HTML という言語では、表を表示するとき、<table> タグを使います。この <table> タグはエクセルと非常に相性がよく、表の部分をコピーしてエクセルに貼りつけると、きちんと値がセルに入ります。その後、自分で好きに加工できます。

ホームページ上の表をエクセルにコピーする手順

1. ホームページ上のコピーしたい表を表示します。

図1 ホームページ上のコピーしたい表を表示する

2. コピーしたい部分の最終行の最終セルから、最初の行の最初の文字まで下から逆に選択し、データ部分を反転させます。(下から選択すると、コピーをし損ねるという失敗を防げます。)
例は、見出しも含め、6 行コピーする場合。

図2 コピーしたい部分の最終セルから最初の文字まで下から選択する

3. この状態で、右クリックしてメニューを表示し、「コピー」をクリックします。

図3 右クリック、メニュー「コピー」をクリック

4. クリップボードにコピーされたので、エクセルを立ち上げ、「新規」>「空白のブック」をクリックして、新しいブックを開きます。

図4 エクセルを立ち上げ、「新規」>「空白のブック」をクリック

5. セル A1 を選択した状態で、右クリックしてメニューを表示し、「貼り付け」をクリックします。

図5 右クリック、メニュー「貼り付け」をクリック

6. 列幅設定はデォルトのままなので、表示が ##### になってしまうことがあります。

図6 表示が ##### になってしまうことがある

7. 列幅を広げれば、データがちゃんと入っているのが分かります。

図7 列幅を広げる

コピーした表に行や列を追加したり、計算式を設定したりできます。

まとめ

ホームページ上の一覧表は、エクセルにコピーすることができます。ホームページ上の表の必要な部分の最終行の最終セルから最初の文字まで下から逆に選択するのがコツ。あとは、エクセルを立ち上げ、「空白のブック」に張り付けるだけ。手元のエクセルにコピーできれば、行や列を増やしたり、計算式を設定したりして、さまざまに加工できます。